新年明けましておめでとうございます。
当ブログを読んでくださる皆様今年もよろしくお願いします。
さて、新年早々ですが能登半島地震にて死者73名(令和6年1月4日現在)、行方不明多数、地震での建物崩壊、液状化現象等、多くの不安や困難な生活が被災者を苦しめる状況です。
避難所にも想定以上の定員が入り、毛布なども足りていないと聞きました。
心よりお悔やみ申し上げるとともに、また皆様の笑顔が戻り、県の復興をお祈り申し上げます。
また2日には海上保安庁の航空機と日航機が衝突炎上し、海保機の男性5人が死亡した事故も起きています。
詳しいことはここでは書きませんが、どちらにせよ助けたい気持ちが前に出すぎていて冷静な判断ができずに機長と副操縦士の認識に相違が生まれたのだと思います。
災難に逢う時節には災難に逢うがよく候
死ぬ時節には死ぬがよく候
これはこれ災難をのがるる妙法にて候
この言葉は江戸時代の曹洞宗僧侶
良寛の言葉です。
江戸時代(1828年)新潟地方に1500人もの犠牲者を出す大地震が起こりました。
幸い良寛は無事でしたが、親友である酒造屋の山田杜皐の子供が亡くなりました。
その際に良寛が杜皐へ送った見舞いの手紙の一文です。
訳すとこういう意味になります↓
「災難に逢う時には災難に逢う、死ぬ時には死ぬ、これが災難から逃れる方法である」
子供が亡くなっているのに、労いの言葉ではなくこういう言葉を贈るのは少し冷酷非道ではないか?と思われるかと思いますが、そんなつもりで書いてるわけではないと思います。
人は慌てると冷静な判断ができなくなります。
物事に逆らわず何事も腹を決めて受け入れることで、心が休まり前を向くことができるのだと思います。
そして、心を決め!一生懸命に生きて!冥福を祈る!手を合わせる!
こう言いたいのではないかと思います。
生きていること、無事であることというのはとてもありがたいことです。
このありがたみは、何か起こったときにしか実感ができない忘れてしまうもの、滅多に起きないものです。
何かできることがすこしでもあれば手を差しのべてあげてください。
ヤフーの能登半島支援募金のリンクを貼りました。
少しでも被災地の力になれたらと思います。