「暑さ寒さも彼岸まで」とよく言ったものですが、やはり3月中旬頃になると暖かくなってくるものですね。
春彼岸
春のお彼岸は「春分の日」を「お中日」として前後3日を合わせた7日間のことをいいます。
この時期になるとお墓参りやお寺では春彼岸法要などが盛んに行われています。
さて、仏教の行持といわれますとやはりお釈迦様やインド、中国で行われていたものが日本へ伝えられてきたものが多くございます。
ですが、このお彼岸に関しては違います。
インドでは行われていないのですね
では中国?
中国にもそんな記録はありません!!
つまりお彼岸というのは日本独自の仏教行持というわけであります。
ではなぜ日本でお彼岸が生まれたのでしょうか?
※以下諸説あり
日本では昔より米や野菜などの農耕が盛んに行われております。
それらを育てるには大自然の力、とくに太陽の恵みが重要です。
ですので、昔の人は太陽に感謝をし豊作の祈願をしていたといわれております。
とくに春分の日、秋分の日は太陽が真東から昇り、真西へと沈んでいきます。
昼夜の時間が同じになるこの年に2回に関してはとくに自然に対する感謝の気持ちを捧げていました。
その感謝をする気持ちが仏教と結びついたと言われております。
今では仏菩薩様、ご先祖様への報恩感謝をする期間となっております。
お彼岸の時期にはお参りをし、日頃の感謝をすることが大切です
しかしお参りを一度したからといって、そこで終わってしまっては何も意味がありません
私達が今現在過ごして行けているのは諸仏諸菩薩様、ご先祖様方のお陰であります。
お彼岸参りに限らず仏菩薩様、ご先祖様には日頃から感謝を込めて日々をお過ごしください。
お彼岸のお供え物
春は「ぼたもち(牡丹餅)」秋は「おはぎ(お萩)」これらをお供えするのも春は「牡丹」秋は「萩」とその時期に咲く花に由来しているものだからと言われています。
皆様はどっち派ですか?
私はどっちも好きです!!
お彼岸については以前にもお話しておりますので、よければこちらの記事もご覧ください。