暑さ寒さも彼岸まで
といわれております。
「お彼岸」という言葉は多くの人の心の中に根をおろしています。
しかしながらそれは、単なる季節を表した言葉、ぼた餅、おはぎ、お墓参りというくらいで、特に深い意味を含んでいないようにも思えます。
本来の意味でいう彼岸とは「此岸(しがん)」迷いの人間世界に対して、安心な世界を意味し、迷いの河を越えた向こう岸、悟りの世界、救われた世界ということです。
禅宗では、悟りのことを「大いなる命に目覚める」といいます。その命の問題を知ることなく、ただお墓参りをし、おはぎを食べるだけの「彼岸」を迎えるのではなく、命の不思議や繋がり、めぐり逢いを深く考えて、理想の「彼岸」にいきるための生活を送ることが大事だと思います。
さいごに
お彼岸は春と秋の2回ございまして、【春分の日】と【秋分の日】前後3日間を合わせた7日間のことを表します
私たちの岸(此の岸)から心清らかな岸(彼の岸)へ到着することを目指す生き方をしましょうという自らの人生を振り返り自分自身を改めて見つめなおす仏道修行の週間でもあります。
彼岸は一人ひとりがしっかりと手を合わせ、お参りをすることで豊かな心を取り戻す機会であってほしいと思います。
本日の料理
伊勢海老
料理してないやーん!(゜o゜)\(-_-)