"まだ"なんちゃって坊主

まったりと仏教に関すること、また体験談などを書いていこうかなって思って始めたやつです ※僧侶のイメージ崩壊するかもしれません!もっと親しんでもらいたい!『僧侶=近寄りづらい』をなくしたいと思ってます

暑い!!僧侶の服装事情を解説!

暑い時期がまたやってきましたね

梅雨明けも発表されて、これからは暑くなっていく一方でございます。

 

そんな中

僧侶は暑かろうが寒かろうが同じ服装にて、お経様をあげます

下着、襦袢(じゅばん)、着物、直綴(衣)、袈裟


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と最低でも5枚は着なくてはいけません、、、

夏の衣は生地が薄くなってはいますが

暑いです、、とても暑い!!

 

お盆の時期には棚経と言って、各ご自宅の精霊棚にて御先祖様のご帰宅をもてなしてあげます。

その際は改良衣(直綴より袖が短いもの)のといって、普段より薄着ではありますが

下着、襦袢、着物、改良衣

と結局は4枚も重ね着します。

ですが、この1枚がなくなるだけ、改良衣に変わるだけで気持ちがだいぶ楽になります

 

そんな状況でも私達僧侶は、お経様をあげさせていただきます。

 

そういえば今の服装になったのは

昔インドの時代お釈迦様は裸に袈裟を着けてたと言われておりますが、中国に渡って衣とかが着用されてきたらしいです。

 

さて!

なぜこんな暑い中僧侶達はそんなことができるのか?

 

受け入れてるからです!文句を言ったところで変わるわけでもない、むしろイライラして逆に暑苦しいのです。

仕方ないことなのですね、これが私達の制服であり、作業着ですからね

それが伝統なのです

それを暑いからと言って、脱いでしまっては仏様に申し訳ないです。

 

ただ悪いことばかりではないですよ

 

下着と襦袢を着ているおかげで、着物や衣に直接汗が付くことが減るので、シミ汚れ臭などが付きにくいです。

衣は決して安いものではございません、クリーニングするにもお金がかかってしまいます。

下着はユニクロでエアリズムを!

襦袢は着物と比べれば安いもの!

そう思えば仕方ないのかなと思ったりします。

暑いですけどね!!

 

僧侶以外であっても仕事をする上では必ず正装があります。

会社を背負う、また家族背負うという気持ちを忘れずにこの暑い時期を共に乗り越えていきましょう!!!

 

あぁ暑い………熱中症にはくれぐれもご注意ください

水分補給をしっかりと!

電気代はケチらずにエアコンをつけてください。

倒れてからでは遅いです。

それではお気をつけて!!