禅問答
仏教について少し調べた事がある人は聞いたことがあると思います
ただ!!!!
「禅問答って、何を言ってるのかさっぱりわからない」
そう思ったことはありませんか?
実はその「わからなさ」こそが、禅問答の本質だったりします
ちなみになんですが、、、
私も正直なところ意味がわからないことが多いです笑
🧘 禅問答とは?
禅問答とは、禅宗において師匠と弟子が交わす言葉による修行の一つです。
しかし、普通の「質問と答え」とは違います。
論理的に説明するのではなく、言葉を超えた「気づき」や「悟り」へ導くための問いが禅問答なのです。
🔍 有名な禅問答(公案)の紹介
🧩 公案①:片手の音とは?
問:「両手を打てば音がする。では、片手で打つ音とは何か?」
答:……
これは有名な公案の一つ。
普通に考えれば答えようがない問いですが、それが目的です。
論理的な答えを出そうとする心そのものを手放し、「考えを超える気づき」に至る道を示しています。
🌊 公案②:庭の槐(えんじゅ)の木じゃ
ある人が尋ねました。
「インドから禅宗を伝えにきた祖師が、西から来た目的は何か?」
答:「庭の槐の木じゃ」
脈絡のないように聞こえる答えですが、ここにも「意味を探す心」そのものを打ち砕く意図があります。
🔥 公案③:「無」の公案
ある僧が趙州に尋ねます。
問:「犬にも仏性がありますか?」
答:「無」
「“ある・ない”という考えすら手放せ」という意味が込められています。
🧠 禅問答の本当の目的
禅問答の目的は、「答え」を得ることではありません。
問いに向き合う過程で、考える自分自身を見つめ直し、執着を捨てることにあります。
🌱 日常に活きる禅の考え方
禅問答の姿勢は、日々の生活にも役立ちます。
- 答えが出ない問いにイライラしない
- 「意味」や「正解」にこだわりすぎない
- まずは感じること、黙って観察することの大切さ
🏁 まとめ
禅問答は、わざと意味がわからないように作られています。
それは、常識的な思考を超え、真理にふれるための入り口だからです。
最初は理解できなくて当然。
でも、心を静め、考えることを手放したとき、ふと「気づき」が訪れるかもしれません。
問:仏とはなんですか?
答: