最近大練忌(四十九日)を終えた家族のお話です
故人様はそのご家族の姉に当たる人物です。
ただ妹達は皆さん嫁いでおり苗字が違いました。
さらには、故人様の家は身寄りがなくなるため取り壊す予定となっております
必然的に仏壇お位牌も……
さて、その際に本尊様は、お位牌はどうしたらいいのか?お焚き上げするべき?どこか家に持っていくべき?
お焚き上げ以外の選択↓
【本尊様】
新しくお仏壇を購入した場所へ移動
その場合は何よりも先に移動させるのがベスト!!
【お位牌】
1 .家を取り壊す前に嫁ぎ先のお仏壇にいれる。
2 .さらに新しく家族分作り各家庭の仏壇へ祀る
大体はこの2パターンになると思います。
Q .どちらも苗字が違うから仏様同士で喧嘩するのでは?
A .喧嘩はしません、仏様同士の縁です。めぐり逢いの結果です。
Q .知らない仏様を同じ仏壇に入れるのをご家族様が許してくれるのか?
A .ご家族様次第となります
どちらにせよ、もし難しいようでしたら、新しくお仏壇を購入するしかありません、大きさは小さいやつで大丈夫です。
どうしても「お仏壇を買えない!」という方は、タンスの上や机など足で蹴飛ばさない位置にお祀りするというやり方もございます。
曹洞宗を例にしますと
三尊仏(お釈迦様、高祖様、太祖様)
五具足(お花、ろうそく、お水、御供、線香)
がおける場所でしたらそれでもよろしいです。
お仏壇というのはご先祖様を毎日自宅で供養するためにお寺の「本堂」を自分の家につくってしまったものなのです。
先祖を大切にしようという気持ちのあらわれです
よくお仏壇を見ていただけるとわかりますが、お仏壇の本尊様が祀ってある場所はお寺の本尊様が祀ってある須弥壇にとても似ております。
ということはご先祖様の住まいというのは本堂になります。四十九日に本堂でお勤めをする、即ち本堂が成仏の場所にあたります。
そしてお寺にお位牌を納める方もいればお仏壇にお位牌を収める方いらっしゃると思います。
そして皆様が手を合わせればその場所にご先祖様はおいで下さります。お寺であろうが、お仏壇だろうが、お墓であろうが、肉体のない精神の存在である為すぐに目の前に現れてくれます。
お参りが終わればまた本堂へと戻られるのです。
皆様お仏壇でお参りされるときはお寺の本堂を連想してください、そして命日、お彼岸お盆などはお寺に足を運んで本堂にてお参りをしていただければと思います。
本日の料理
さかい珈琲 愛の石庭
さかい珈琲|ふわふわパンケーキと美味しい料理で癒しのひとときを
ハニーバター パンケーキ