四摂法
曹洞宗寺院で一般的に読まれるお経の1つ【修証義】その第4章:発願利生の中には四摂法(ししょうぼう)といい「人と接する際に大事な4つの教え」を説かれています。
布施・愛語・利行・同事
の4つです。簡単に説明しますと
布施
独り占めせずに自分の能力や財力などを相手にも分け与える。
愛語
愛のある言葉、慈悲深い言葉
親が子を思う愛情。
利行
見返りを求めないで他人に尽くしてあげること。
同事
相手と同じ立場になり物事を考えてあげる
そこには自分を持ってきてはいけない。
相手の喜怒哀楽は自分も喜怒哀楽
四摂法の教えを実践することによって相手との信頼を得て、よい仲間ができると思います。
言葉では一見難しそうに見えますが、中身を見てみると実践できなくはないと思いませんか?
まずは布施
自分だけ良ければいいやと思わず、困ってる人にそっと手を差し伸べてみましょう
次には愛語
手を差し伸ばしたあと、声をかけてみましょう
そして利行
もし困っているのなら手伝ってあげましょう
最後に同事
問題が解決したならば一緒に喜びましょう
人と接するのが苦手という方は少々難しいかもしれません。
ですがその一歩を踏み出せるか踏み出せないかでは、この先の人生大きく変わっていくかもしれません。
人というものは1人で生きていくのはとても困難なことです。
相手を助け自分も助けてくれる仲間を探してみませんか?
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