"まだ"なんちゃって坊主

まったりと仏教に関すること、また体験談などを書いていこうかなって思って始めたやつです ※僧侶のイメージ崩壊するかもしれません!もっと親しんでもらいたい!『僧侶=近寄りづらい』をなくしたいと思ってます

7日経をやらない人が多すぎる!!!

7日経

皆さん聞いたことありますでしょうか?

 

人が亡くなってから四十九日まで7日毎に追善供養をします。

 

 

初七日【初願忌(しょがんき)】  

泰広王(不動明王

二七日【以芳忌(いほうき)】   

初江王(釈迦如来)   

三七日【洒水忌(しゃすいき)】  

宋帝王文殊菩薩)  

四七日【 阿経忌(あぎょうき)】

五官王普賢菩薩)  

五七日【小練忌(しょうれんき)】

閻魔大王地蔵菩薩

六七日【檀弘忌(だんこうき)】  

変成王弥勒菩薩)  

七七日【大練忌(だいれんき】   

泰山王薬師如来  

 

このように亡くなった日から7日後に初七日を行い、49日目に七七日いわゆる故人様の行末が決まります。

 

よく、例え話で人は死んだら三途の川を渡り、閻魔大王様に天国に行くか地獄に行くかを判決するのだよと聞きますが

実際のところ三途の川を渡るのは亡くなってから7日後であり、閻魔大王様が現れるのは35日後の五七日のときなんですね。

 

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さてここからは7日経について踏み込んでみましょう

 

7日経のことを説明する際によく裁判に例えてお話をします。

裁判と言ったら、「裁判官」「弁護士」「検察官」「被告人」の登場人物が出てきます。

上の表に当てはめてあげると

「裁判官」〇〇王と書かれている方々

「弁護士」(守護仏)で表記されている方々

「検察官」なし

「被告人」故人様

 

という感じになります。

 

そして7日毎に裁いていく罪というのは

「不摂生」「不偸盗」「不邪淫」「不妄語」「不酤酒」などの大罪です

その大罪を7日毎に審判していきます。

そこで故人様のお側に登場してくださるのが「十三仏」弁護士ですね

 

ここからが今回のお話で一番大事な部分となってきます。

 

裁判というのは、1日2日で終わるようなものではございません。

罪を犯した。また冤罪であっても、必ず捜査→逮捕→起訴→裁判になります。

 

その後も裁判のため、状況証拠をとったり、裁判中でも意見の言い合いがあります。

 

そこで、私達また故人様は誰に頼るのか!

弁護士!こちらの世界で言う「守護仏」なんですね。

 

ということはですよ!!

7日毎に行う追善供養ですが

 

これは故人様の冥福を願うのと同時に守護仏に対して故人様の行く末をお願いしなくてはいけないということですね!

7日毎に守護仏が故人様のお側に現れて助けてくださる、お手伝いをしてくださるのです。

 

身内が犯罪を犯しました。「とりあえず有罪か無罪かだけわかったら教えて下さい!あとは弁護士にすべてお願いします!」そんなバカな話がありますか?

ありえないですよね?

それと同じなのです!

 

7日経の日付をすぎてから行う。

なんなら7日経は省略します!という人までいます!

 

いかに7日経といのが必要であり、大事な法要だというものがわかっていただけましたでしょうか?

葬式をして「はい、終わり」ではありません、その後も故人様とのお付き合いは続きます。

残された遺族、縁のある方々は故人の為に「追善供養」をお願いします。

 

【人は2度死ぬ】のお話を以前にしました。

もしよろしければこちらもご参照ください。

ekyoosyomondou.hatenablog.jp